父がデイサービスに週一回行きはじめてひと月半が過ぎました。
少し慣れてきたようです。
父が最初に体験しに行った施設は
ただただひとりで座ってじっとして過ごしていたらしく
話し相手もなく、迎えに行った母も
「ほかの人もそんな感じで 退屈そうだった」と言うし
まだ今ほど父の認知症が進んでいない頃で
父が「ぼーっと過ごすだけで頭がおかしくなりそうだ」と「二度と行きたくない」と言うし
で、それきりでした。
そのあと、母の用事が出来たある日に 父がショートステイで二泊お世話になった
別の施設はデイサービスが無くて
今 デイサービスでお世話になっている施設は父にとって3か所目の施設です。
それぞれ どの施設でも
行って帰って来た日の夜は せん妄がひどくなり興奮して眠らず
かえってすごく母の負担になっていたようです。
わたしは、父が「何でも母でないとダメな我儘さ」でそうなるのかな、という気がしていましたけど
きのう 読んだある方のブログで
同じように、はじめてデイサービスに行ったお父様が
その日帰って来てから豹変した、と書かれていました。
性格だけではなくて、認知症の進み具合では環境が変わることが悪影響の場合もあるよね、と思いました。
その方のお父様も認知症があるみたいで、ご自分の自由時間を少し作るためにと施設利用を試されたようですけど
これからは無理に利用せず、自然に任せてみる介護生活にしようと決心されていました。
お父様を責める気持ちなど全くなくて、ご自分を反省されていて
その優しさに涙しました。
娘の立場で、体力で、そう出来ることは何よりですけど
うちの父の場合、体力が衰えた母が世話をするので
父が順調に今の施設でようやくデイサービスを続けて利用できていることは ほっとできることです。
はじめの頃に「父は何でも母だけを頼る我儘さからそうなるんだわ」と
施設利用を嫌がる父を責めるような気持になったことを
自分でとても情けなく悲しく思い 反省しました。
今でも 聞けば父はデイサービスから帰ると
トイレの場所が混乱するようで、家の中で迷う と母が言います。
慣れてきてはいるけれど、逆に混乱して困ることだって起きてくる。
性格とは別問題です。
今のところ 脳トレみたいなクイズをしたり、同じテーブルの人と話をしたりして
穏やかに過ごせているようなので
母の自分時間が少しでもできているかな、と思います。
年老いてから 新しい環境に身を置くことがどれだけ負担の大きい事かを思うと
スタッフの方々にはもちろんですけど父に感謝しないといけませんね。
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