今朝 ちょっと昔のことを思い出していました。
40歳を過ぎたころ あるデパ地下で働いていたことがありまして
そこへ買い物に来るお客さんのことで感じたこと。
パート仕事といえば接客の仕事ばかりをしてきましたけど
中でもそのデパ地下で 初めて「常連のお客さま」を経験しました。
いろいろな方がいました。
「新入り」の従業員と見れば上から目線でケチばかりつける人。
いちいち「まぁ ○○ともあろうデパートがこんなことを(怒)」
と些細なことにクレームを言う人。
毎日閉店時間を過ぎても何度も小分けに商品券で買い物をしておつりで現金に替える人。
なかなかレジ閉め作業ができませんでした。等々
へぇ~デパ地下ってこんな世界なんだ、と知ることばかり。
反対に こちらの不慣れな接客に対しても
「あら、新しい方ね頑張ってね~」とか
手間取ることにも(包装とか伝票書きとか…)「焦らなくて大丈夫よ、ゆっくりで大丈夫」とか励ましてくださったり
接客業として当たり前のことをしているだけなのに「どうもありがとう、助かるわぁ」と言っていただけたり。
月日が経つと、差し入れ(催事場で買われたおいしそうなもの^^)を持って売り場に来てくださるご老人がいらしたり。
きっと裕福だけど人と接する機会が少ない、時間を持て余しておられるダンディなおじいちゃん。
毎日お客さんがちょっと引いた合間に、お話をして帰られる。等々
これらも へぇ~デパ地下ってこんな世界なんだぁ でした。
パート従業員の勤務時間や休憩は時間差でバラバラだったので、同じ売り場の仲間に話したいことがたまってくると
夜 仕事おわりに待ち合わせ、食事に出かけて
日頃の売り場での出来事をお互いにおしゃべりして発散していたのでした。
そんな時に いつも話すのが困ったお客の話 プラス
「あんなおばあちゃんになりたいよね~」というお客さま達のことでした。
若くても歳をとっても上品な人というのは
相手にいつも「ありがとう」と思える人なんだと思います。
「○○してもらいたい」「もっと○○してくれてもいいのに」という人とは逆に
ほんの少しのことにでも「ありがとう」
それと相手への気遣いができる心の余裕と言葉。
それが 品のいい人の共通点かな。
一年前の二見浦、あーー波打ち際をチャポチャポ歩きたい
そんな気分で引っぱり出してきた^^
BSプレミアム 『ガイロク(街録)』
毎週月曜日 午後11時15分~
再放送 毎週日曜日 午前9時28分~
今朝、録画で素敵なご老人を見て、こんなことを思ったのでした。
収録スタッフに「風邪ひかないようにがんばってください」と
別れ際に声をかけて、
長ネギが入った買い物袋を提げて、さっそうと街中に消えて行く姿。
憧れました*
近づきたい そういう人に。
ご訪問ありがとうございます
応援クリックしていただけると嬉しいです (๑•ᴗ•๑)