IRO☆IRO

日常のいろいろ*わんこ、花、ハンドメイド、たまに羽生くん…

「ひとりも、死なせへん」読了しました

おはようございます

お彼岸が過ぎても10月に入っても30℃の暑さが続く、きびだんご地方です☀

 

きのう、愛媛県出身の真鍋淑郎さんがノーベル物理学賞を受賞、と発表がありましたね。

すばらしい!おめでとうございます👏👏👏✨ 

日本人のノーベル賞受賞者28人目ですって!

二酸化炭素の増減が気温に影響することなどの気候物理学の研究と貢献

御年90歳で、あの軽やかで楽しそうなご様子に「カッコイイ!!」と思いました。

 

 

さて、

先月中旬に手元に届いていた長尾先生の御本「ひとりも、死なせへん」

読み始めてから体調を崩してしまい途中止めになっていましたが

きのう読み終わりました。

長尾先生は兵庫県尼崎市にある長尾クリニックの院長先生です。

この本は2020年1月31日からはじまる、

長尾先生と新型コロナウイルスとの戦いの記録です。

 

専門家と言われる方たちのアドバイスを受けながらも、

ダイヤモンドプリンセス号への対応からはじまり今に至るまで

政府の方針の間違いや理解しがたいことの数々を

ご自分のブログや動画、のちにはメディアで訴えかけて

多くのコロナ患者さんを助けてこられた経験から「こうすればいいよ!」と

たくさん発信してこられたことの記録の本。

 

長尾先生と8人の医師と100人のスタッフ皆さんがひとりも感染することなく

職場を離れる人も無く、

保健所と病院に放置されている状態の患者さんをひとりもコロナで死なせず助けて来られた(現在も進行中)。

その様子は読んでいると緊張感が伝わり過ぎてドキドキしてしまうくらいです。

この本はきっと、これからのちにもどんな感染症が襲ってくるかわからない世の中で

貴重な参考書になるんじゃないかな、と思います。

実際に医療体制を動かすような、上に立つ人たちに早く読んでおいてもらいたいです。

 

そして、もともとは長尾先生は尊厳死、平穏死、在宅医療、などに力を注いでおられる医師なので

本の中に在宅でお看取りの場面が出て来ます(コロナ死ではないです)

読み進んでいくと、コロナばかりを恐れて、この世のいちばん恐ろしいことのように

コロナ中心で動いている世界が異様に思えて我に返ります。

 

長尾先生のこれほどまでの優しさの源はなんだろう?

人の最期のありようを考えたい 

ある場面で頭痛がするほど泣きました。

 

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これ以上 人災の被害者を出さないために

そして コロナ重症患者さんのために最前線で力を尽くしてくだる方たちの

「最後の砦」になっている指定病院の負担を少しでも減らすために、と

長尾先生は、ご自分のような地域のかかりつけ医が

「最初の砦」(早期診断、即治療)になって!と発信しておられます。

そのための武器(処方薬、注射)も、工夫(診察方法、見守りと観察方法)も、

すべて参考にして!と書いておられます。

患者の立場でも勉強になります。

ひとりでも多くの方に読んでほしいな、と思いました。

 

 

 

 

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