地元の新聞に連載されている 群ようこさんの『また明日』という小説が今日で終わりました。
はじめの頃は ヤヨイの章、カツオの章、、、、と話が別々に展開。
「ん?どんな流れになるの??」と 夫と共に 気持ちが離れそうでもあり 気にもなり 続きを読んでいく感じでした。
夫と同じペースで同じ小説を読むとか今までないこと。
大体いつもふたりで同じような感想で「あのお父さんじゃ浮気されてもしかたないね」とか
「カツオみたいな子はクラスにひとりはいるよね」とか言い合って楽しんでいましたけど
小学生だった登場人物たちが成長し、様々な夫婦の形を読むうちに だんだん感想を言わなくなる夫^^
夫のわたしへの接し方が少し変化してきたように感じるのはこの小説の影響があるのかな、とか勝手に想像してみたり。
でも今日の最終回には 初めてまったく違う感想でした。
わたしより当然 先に新聞に目を通す夫
朝食の用意をしているわたしに
「な~んかふつうに終わった。」と味気ない感想をいうから
「あーー聞きたくない、あとで読むんだからー!」とわたし。
食後にひとりでゆっくり読むと、
心にじーーーん 温かくちょっと涙ぐむ。
これ ふつうだけどふつうじゃないよ。
ひょんなことから再会し、温泉旅行に行くまでに盛り上がった数人の同級生たち。
子供のころからを知っているからこその関係に いいなぁと思ったり、
縁がつながっている人とそうでない人との不思議さや
老後の様々な不安や心配事が身につまされたり。
そして何より 歳を重ねると
「じゃあね、また明日~」ってわかれる相手っていなくなる。
「また明日」ってなんて安心感のある言葉なんだろう.+。* 〇*
毎日会えるから言える挨拶だもの。
わたしと同じ年齢くらいの登場人物が、温泉旅行を終えて
同級生たちとの別れ際、つい
「じゃ、また明日」って言ってしまった気持ち。
すごくしあわせな気持ちだったんだろうと思う。
こんなことが自分に経験できないとしても
疑似体験しているような温かい気持ちになれて嬉しかった。
群ようこさん 素敵な時間をありがとう****
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